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【LayLaxコラム】KRISS VECTOR(クリスベクター)本体レビューとカスタム

2018.02.23

【クレジット】
Photo&Text:モロ☆

洗練された独自デザインの人気機種
サバイバルゲームのブームが伝えられて早数年、
市場を見渡すと未だにその熱冷めやらずといった感じに見受けられます。

現に、もはやフィールドで見ない日は無いといえるKRYTAC(クライタック)電動ガン本体も、
決して安いプライスではありません。

しかし、その高性能ぶりはジワジワと広まり、
今のサバゲープレイヤーに受け入れられているようです。

そんなKRYTACのラインナップ中でも、特に異彩を放つのが「KRISS VECTOR(クリスベクター)」。

銃に詳しくない方でも、この姿を見れば「おお」と思うであろう強烈なデザインが印象的なこの銃。

見事なのは、これだけとんがったデザインなのにも関わらず
格好良さ」を維持しているという点です。


●「長い」を短くしたのではない

このデザインは、機能的な目的があって確立されているといえるでしょう。

ご存じの通り、実銃は撃つと反動が発生します。
それはもちろん電動ガンの比ではなく、銃をコントロールする上では大きな問題となります。

その問題解決の答えのひとつ、それがこのKRISS VECTORなのです。
一般的な銃器は、射撃時に作動する機関部が
ピストルグリップ(利き手で握るグリップ)の上に来るのが一般的です。

しかし、このKRISS VECTORはピストルグリップの前に機関部を配置しています。

一般的な銃器の機関部は、内部に激しく前後動する「ボルト」が内包されていますが、
その動作領域を確保しつつ位置を前進させれば、当然ながら前後長は長くなります。

そうすると、コンパクトかつ軽量なサブマシンガン(以下SMG)としては本末転倒です。
そこでKRISS社は、画期的な機構を生み出しました。

ボルトを前後ではなく、上下動(正確には斜めですが)することによって機関部をコンパクト化することに成功したのです。

この機構は電動ガンとしても継承されており、KRYTACのKRISS VECTORも一般的な電動ガンと違ってシリンダーやピストンが縦に配置されています。

このモデルはSMGなので、フルオートでの運用を想定しています。
しかも、(実銃が)使用する弾薬は.45口径です。

代表的なSMGといえるMP5やUZIなどとは口径から違います。
それだけに、反動に対する対策を相当練っていたのでしょう。

また、ボルトが上下に動く機構がなければ誕生しなかったモデルかもしれません。
恐らく、現在の銃器の中でも最もフルオート射撃のことを考えたモデルでしょう。


●最も由緒正しき電動ガン!?

今まで殆ど実銃の話をしてしまいましたが、
そろそろKRYTACの電動ガンKRISS VECTORを見ていきましょう。

KRYTACといえば、KRISS社のエアソフトガン部門です。
つまり、実銃メーカーが手がけるエアソフトガンということなのです。

そりゃリアルに決まってます。
そしてコンパクトな全長は剛性感も高く、高い性能が期待できます。

さてまずは、インターフェイスを見ていきましょう。
セミオートやフルオートの切り替え、マガジンキャッチなどの操作系パーツですね。

特徴的なのは、モードを切り替えるセレクターと安全装置であるセーフティが独立しているところです。

銃の中央付近にあるレバーがセレクターです。
モードはピクトグラムで表示されているので分かりやすいですね。

一番上がセミオート(単発)、一段下げると2発バースト(2発目で止まる連発)、3段目がフルオート(連発)です。



ピストルグリップの真上にあるレバー、これがセーフティ(安全装置)です。
水平だと発射不可、回転させると発射可能状態となります。


世界の軍用銃を見回すと、多くはセーフティとセレクターが同一のレバーとなっています。

もちろんこの方式にも様々なメリットがありますが、緊急時などは誤作動の可能性があります。
また、モードを維持したまま銃を安全な状態にできるのは、この独立方式の大きなメリットと言えますね。



さて、銃本体左面には色々とレバーがあります。

コッキングレバーやボルトキャッチ、マガジンキャッチといったパーツ達です。
この中でエアソフトガンとしての機能を持つのは、コッキングレバーとマガジンキャッチです。



普段は折りたたまれているコッキングレバーは、起こして後方へと引きます。

後方に引くと、反対側にあるエジェクションポートカバーがぱかっと開きます。
そのぱかっと開いた中には、ホップ調整ダイヤルがありまして、
このダイヤルを回して弾の飛距離を調整します。


そしてもう一つ、マガジンキャッチ。


画像中央部の少し左側、小さなネジ二つで止まっているパーツです。
弾倉を本体から抜くときに押しこんで操作するパーツです。

少々銃に詳しい方なら、この場所と操作法に「おや?」と思ったのではないでしょうか?
実はこのKRISS VECTOR、実銃ではハンドガン(グロック21)用のマガジンを使用するのです。

エアガンとしてはKRISS VECTOR専用となっておりますが・・・
このポジションや操作方法なのはその為なんですね。

ちなみに、個人的にはグロックがハンドガンでは至高と考えております。
そのお話は、またいずれ・・・

さて、このマガジンキャッチ。
一般的なショルダーウェポン(いわゆる長モノ)としては少々クセのあるマガジンキャッチでありましょう。

そこでぜひ搭載していただきたいのがLayLaxのKRISS VECTORカスタムマガジンキャッチです。

画像中央の長いレバーですね。
このレバーの左側先端にご注目!

トリガーの近くまで延長されています。
これはどういうことなんでしょう??

こういうことです!
通常のマガジンキャッチは、マガジンを握る手で操作する必要がありました。

このカスタムマガジンキャッチならば、グリップを握る側の手で操作することができるのです。
いやこれは便利!

お次は銃のフロントエンドに注目しましょう。

銃身の先端に付いているマズルは、銃身と微妙に仕上げが変わっています。
逆ネジで銃身と留まっているので、市場にある色々なカスタムパーツの取り付けが可能です。

ただし、このマズルは1.5㎜の六角ネジでロックされているので、取り外す際は注意しましょう。

そして銃本体のフロント側には、レイルシステムが配されています。

ボトム(底)のレイルはレシーバーと一体となっており取り外しできません。
写真ではそのボトムレイルの下にもう一枚レイルがあります。

このレイルは、銃本体フロント側の左右どちらか任意の場所に取り付けるレイルなのです。
不要であればもちろん取り付ける必要はありません。
が、拡張性の確保には必要な装備ですね。

そして銃の後部には、非常に特徴的なデザインのストックが。

このストック、個人的にはとても高評価です。
構える際に重要な要素のひとつに「頬付け」があります。
ストックに頬を乗せやすいかどうか、です。

その点このストック、段付きの部分に頬を乗せるとホントにちょうど良い!
M4などのストレートストックをお使いの方、是非このストックも体験してみてください。

そしてこのストックには更にギミックが!


折れるんです。
折りたたむとこの通り、とてもコンパクトになります。


個人的には、ストックを畳んだままの運用は非現実的だと思いますが、
ストックは操作系パーツからキッチリ逃げているので、もちろんそのまま使えます。
何より、持ち運びは他の長モノと比べても圧倒的に楽ですね!

そういえば、ストックもステキなんですが、

このグリップもステキです。

グロックを思わせるようなテクスチャもなんですが、角度、形状とも素晴らしい!
ちなみに、このグリップにバッテリーが入る構造になっています。
そして、非常に重要なインターフェイスであるサイトシステム。

上面は全てレイルとなっており、スコープやダットサイトの搭載を前提とはしています。
とはいえ、標準装備でバックアップ用途にも使用できるアイアンサイトが搭載されています。

任意の位置に取り付けできるので、スコープやダットサイトと共に搭載しやすいのが魅力です。

また、フロントは上下の調整が、リアが左右の調整が可能となっています。

バックアップサイトではありますが、このままでも充分に狙うことができるサイトです。


総じて、非常に扱い易いモデルであるとの印象を受けました。
サバイバルゲームでの使用を考えても、短い全長のモデルは構えやすいですし、
それでいて高い性能を誇るのは色々なところで実証されています。

また、このモデルに限らずコンパクトなモデルは自衛用武器という側面があります。
その為、使い易さという点には他の銃より重きを置いているといえます。
専門の訓練を重ねていなくても有効に活用できるよう考えられているからです。

この銃は誰でも性能が引き出しやすいデザインなので、
誰もがサバゲを楽しめる一挺といえるでしょう。


ノーマルだけじゃ飽き足らない?そんな方に!

さてさて、ノーマルでも充分使えるKRISS VECTORですが、
更に手を加えるとより多くの役割を果たせるのです。

モノとしては割と大物のカスタムパーツもありますが、まずはこちら。

マズルプロテクターです。
実は電動ガンのKRISS VECTORに搭載されているマズルはオリジナルデザインです。

実銃に近いデザインになるのはこちらのプロテクター。
ネジ山を保護する意味もあるのでスチール製で、重厚な造りです。

さてさて。
先ほど、コンパクトなモデルは使いやすい!というようなコトを申し上げました。
しかし、コンパクトなモデルには欠点もあります。

まずひとつは、拡張性の低さ。
そして、アイアンサイト使用時の照準線の短さ。
さらに、発射音の大きさです。

コンパクトモデルは、全長のうちにレイルが占める割合が低くなってしまうので、
必然的に拡張性は下がります。

特にロングレンジでの使用時などは、正確な狙いが必要とされます。
ですが、短い全長だと照準器同士が近くなってしまうので、余り正確には狙えません。
おまけに短い銃身のモデルは弾が出てからの排気が大きく、その為に大きな発射音を伴います。

そこで。
これらを解決しちゃいましょう!

まずはこちら!サウンドサプレッサーです!

上から、

シャドーロングサイレンサー
HKサプレッサーリアル ロング
HKサプレッサーリアル

これらを用意してみました。


サウンドサプレッサー(サイレンサー)とは発射音を抑制させる静音器。
サバゲー中は、視覚的情報と聴覚的情報から相手の位置を割り出します。
そのうちの聴覚的情報を欺瞞することができるのです。

このサプレッサーにより発射音のうちの、特に高音部が消えるので指向性が低くなり、
どの方向から撃たれているのか分かりにくくなります。

更に、音が小さくなるので、距離感を狂わせることで戦いを有利に進めやすくなります

さて、まずは一番大きいヤツを付けてみましょう。

でけえ!
本体よりなげえ!

音もバッチリ静かになり、更に使いやすくな・・・るはずですが。
さすがにこれだけ長いのが剥き出しというのは・・・
ぶつけたら折れそうだし・・・
でも、長いのが欲しい・・・

そんなあなたに!

キーモッドレイルハンドガードです!

上から、
Lサイズ 293mm
Mサイズ 190mm
Sサイズ 158mm

となります。

このハンドガードは先ほど紹介した3種類のサプレッサーがスッポリ収まります。


そしてハンドガードのトップにはピカティニー規格レイル、
ボトムとサイドにキーモッド規格レイルが搭載されており、
これで拡張性もバッチリ確保です。

このハンドガードの組み込み手順を紹介した動画も用意されており、
六角レンチとマイナスドライバーさえあれば無加工で組み込みすることができます。



 


そんなわけで、サプレッサーもレイルハンドガードも、一番大きいサイズを組んでみました。

やっぱりでかい!

印象としては、軽く全長が倍になった錯覚さえ覚えます。
ここで、同じKRYTAC電動ガン「LVOA-C」と比較してみましょう。

負けてない! むしろ勝ってる!

ハンドガードは全然KRISS VECTORの方が大きいですね。
ゴツい印象のあるLVOAも、心なしかスリムに見えてしまいます。

そして、これだけ長くなるということは・・・

サイト間の距離はこのとおり!
これで遠距離もバッチリ狙えるわけです。

更に、安定した構えのためにはある程度の全長が必要なのです。
銃身のブレを抑える為には、できるだけ先の方を握り込むのが良いとされています。

デザイン的にKRISS VECTORには難しい要求なので、
このハンドガードを組み込むと様々な問題が解決するのです。

また、この状態に対応したガンケースがあるのも嬉しいところ!

赤いラインがシャレオツなケースですが、専用設計なので非常に扱い易いのも魅力です。


せっかく組み上がったので、写真撮るだけじゃ勿体ない!
というわけで、フィールドへと持ち出してみました!

モデル・No.63(ノムさん)
敢えてアウトドアをチョイスしてみました。

それは、コンパクトさが特徴でるKRISS VECTORを敢えて伸ばすことで、
実際にちゃんと使えるのかどうかを実証するためです。

元々実射性能が高いKRISS VECTORですが、
新たなインターフェイスを手にしたことでその性能を更に引き出しやすくなった印象です。

遠距離でも全く問題なくサイティングが可能で、
その使用感はコンパクトなSMGであるコトを忘れさせるほどです。

またそうなると、ファイアパワーが欲しくなるのが人情!
これだけ立派なんだから、いっぱい撃ちたくなるじゃないですか!

そんな時役立つのは、カスタムロングマガジンキャッチ(仮称・2018年春発売予定)!

この通り、マガジンもさくさく交換可能!

開けたフィールドでプレイするときは超長モノモードでしたが、
交戦距離の近いフィールドに行くときには、ハンドガードとサプレッサーを取り外して通常のSMGで戦う、
という具合にフィールドの地形や進攻方法によって、銃の性格を大きく変えることができるんです。

先ほどの銃と同じ銃ですが、この違い!

バリケードから露出するのも苦にならない大きさは、ともすればハンドガンよりも使いやすい!?

階段を登るようなシチュエーションでは、コンパクトなほうが有利です。
狭い場所でも楽に取り回し。そう、KRISS VECTORならね。


世の中多くの電動ガンがありますが、外装の付け外しだけでこれほど性格が変わるモデルも珍しいでしょう。

最初の一挺にすれば長く楽しめますし、またコンパクトさを活かしたインドア用としても良いかもしれません。
しかし、この一挺があれば多くのシチュエーションをカバーできてしまうのです。
それもまた、高い基本性能があればこそ。

一日フィールドで使ってみて、改めてKRISS VECTORの人気の理由が理解できました。
是非使っていただきたい一挺です。


KRYTAC電動ガン本体 KRISS VECTOR(クリスベクター)/対象年齢18歳以上

販売価格:67,824


■本体仕様
・弾丸:6mm BB弾
・本体重量:約2.6kg
・セミオート/2点バースト/フルオート切替
・95連ロングマガジン

【外装仕様】
・フルサイズ1:1スケール Vector Gen2レシーバー
・全長 665mm(ストック折りたたみ時445mm)
・高さ180mm
・Vector Gen2 強化フォールディングストック
・Vector Gen2 ピボットタイプトリガー
・DEFIANCEフリップアップアイアンサイト

【内部仕様】
・インナーバレル長:155mm
・インナーバレル内径:6.05mm
・KRYTACロータリーホップアップシステム
・MOSFET電子トリガースイッチ
・20,000回転モーター
・逆転防止ラッチ解除ボタン

●今回使用したカスタムパーツ
 



マズルプロテクター 17.5mm
<クリスベクター対応サイズ>

販売価格:1,944
 

クリスベクター カスタムマガジンキャッチ

販売価格:8,424 円

 
 

シャドーロング
サイレンサー

販売価格:9,504
外径42mm×長さ270mm
 

HKサプレッサー
リアル ロング

販売価格:10,584 円
外径42mm×長さ224mm
 

HKサプレッサー
リアル

販売価格:9,504 
外径42mm×146mm
 

クリスベクター
キーモッドレイルハンドガード
Lサイズ

販売価格:15,984
 

クリスベクター
キーモッドレイルハンドガード
Mサイズ

販売価格:14,904
 

クリスベクター
キーモッドレイルハンドガード
Sサイズ

販売価格:13,824
 

クリスベクター専用ガンケース
Lサイズ

販売価格:14,904

クリスベクター専用ガンケース

販売価格:10,584
 
 



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