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【LayLaxコラム】命中精度とBB弾の関係/なぜデルタストライクバレルが生まれたのか?

02 16, 2018


命中精度は、ホップシステムバレルBB弾パワーソースに起因し、このトータルバランスがとれてこそアキュラシー性能に結びつきます。



この相互関係をより詳しく理解すると、命中精度についての知識が深まります。
今回は近年の研究成果を踏まえたBB弾をメインとしたご説明と、ホップシステムとバレルの関係についてご説明いたします。


■BB弾の性質

実銃でいえば弾丸に相当するエアーソフトガンのBB弾は、基本6mmサイズで統一されており様々な種類が存在します。
重量は0.12g~最大0.43gがあり、マテリアルも一般的な
プラスチック素材からセミバイオ・バイオ素材、蓄光素材など様々な種類があります。
サイズも厳密に言えば約5.95mm前後のサイズで、メーカーごとに寸法が微妙に異なり、精度をしめす寸法公差もメーカーごとに異なります。




■ホップアップシステム
エアーガンは競技用を除き、固定や可変HOPシステムを搭載しています。
このシステムはBB弾がチャンバーやバレル内を通過する際にBB弾自体に回転を掛け、バレルを通過し、飛空時に受ける空気抵抗とその回転時に発生する浮力により、パワーを上げずに飛距離を伸ばすことが出来ます。


東京マルイ「ホップアップシステム」解説ページより

ここでBB弾について戻りますが、BB弾に求められる性能は、寸法精度、重心位置、重量の統一性、表面仕上げ重要で、これらの精度やバランスがとれる事で性能の高いBB弾といえます。



■BB弾の製造工程による個体差の発生


寸法精度は、言わずと知れた真球度で、球体の何処の位置を測っても同じ寸法であることが望まれます。
しかし、BB弾は生産性とローコストにする為に、射出成型といって金型を用いて成型されるので、樹脂を流し込む湯口、金型が割れる繋ぎ目がどうしても発生します。
この凸部分を取り除く為に表面研磨を行い、出来るだけ真球に近い状態に加工していきますが、BB弾の場合、先ほど述べた製造方法により100%の物は存在しません。
 




■BB弾の重心位置の変動


次に重心位置ですが、BB弾は射出成型で生産しているので、使用する素材によってどうしても内部に気泡が出る場合があります。この気泡の位置によって重心バランスが崩れてしまう物が存在し、またそれに関連し、重量の相異が生まれます。



最後に表面の仕上がりですが、メーカーごとの製品に対するコンセプトや加工内容により、ツルツルの物もあれば、マットな物も存在します。
命中精度とホップアップシステムの視点で考えると、常に安定した回転を求める事が命中精度の向上につながるので、寸法精度、重心位置、重量の統一性、ホップアップ時の回転摩擦抵抗などの均一化が必須条件=命中精度の向上につながります。


今回、電動ガン本体メーカーおよび他社メーカーより発売されている3種類のBB弾を実際に測定し、どれほど個体差があるかを検証してみました。


【検証1】:東京マルイ ベアリングバイオBB弾 0.2g


検証方法:ランダムピッキングし重量を測定、その後回転させながらランダムに4カ所測定する。【上の画像クリックで50個全ての検証結果を表示できます(PDF)】


東京マルイ製といえど重量差や測定カ所によって値も個なることから、上記で述べたとおりの個体差と内部には気泡が発生します。
しかしながら気泡はどれも中心位置にあり球体となっているので重心位置がずれにくいと考えられます。
形状も大きく異なるということはなく、基本的には6mmよりも小さいので弾詰まりなどの問題は基本的に起きにくいと考えて問題ありません。


【検証2】:G&G バイオBB弾 0.2g


検証方法:ランダムピッキングし重量を測定、その後回転させながらランダムに4カ所測定する。


【上の画像クリックで50個全ての検証結果を表示できます(PDF)】


G&G製も良好な成績だと言えます。
やはり大きさについて重要視されているようで、弾詰まりなどは起きにくいと思われます。
50個の測定を行った際には、マルイ製と比べてやや重量差とサイズの差がでやすいようです。


【検証3】:EXCEL バイオBB弾 0.2g


検証方法:ランダムピッキングし重量を測定、その後回転させながらランダムに4カ所測定する。


【上の画像クリックで50個全ての検証結果を表示できます(PDF)】


重量はマルイ製並であるものの、サイズが小さい傾向にあります。
最小で5.86mmと個体差が大きく、さらに大きく形状や位置も様々な気泡が入りやすいようです。
このため、給弾時にバレル内の配置場所が変動しやすく、さらに気泡による重心のブレによりBB弾の拡散が起こりやすいといえます。



■BB弾サイズとバレル内への配置


BB弾のサイズが異なれば、給弾されたときにバレル内=HOPの掛かるBB弾の位置が毎回異なります。


これにより、

・HOPが毎回、均一にかからない。
・バレル内のセンター位置から微妙にズレが生じる。


これらの要素を含め、BB弾の重心ズレ&重量の誤差も絡みあい、発射されたBB弾が毎日同じ位置に到達せず、命中精度に差が出てしまいます。
ごく僅かな差でも30m以上を狙う場合、最終到達地点で大きな差となって現れ、野外フィールドでの遠距離戦ではこの差が大きく戦闘能力に左右されます。


さらに、弾をより遠くに飛ばすことに特化した「流速カスタム」においては、内径の広いバレルを用いるため、BB弾の置かれる位置により差が出やすくなり、最終到達地点の差がより大きなものとなります。
これではカスタムの能力が半減してしまいます。


そこで、開発されたのが当社のデルタストライクバレルです。


■デルタストライクバレル


このアイテムは、今までに類を見ない“デルタHOP機構”を搭載し、BB弾がHOPチャンバーに掛かる際、BB弾の寸法精度のバラツキがあっても、必ずバレルのセンター位置に来る内径φ6.05mmの3点保持構造がHOPアップの安定化=集弾性の向上につなげています。




またBB弾の回転が進行しているベースバレル部は、内径φ6.20mm仕様のため、BB弾寸法誤差(突起部)による「つまずき」や「意図しない接触」が低減するので、さらに安定した飛びを実現しています。



■デルタストライクバレル ラインナップ一覧


デルタストライクバレル【110mm】MP5K用
デルタストライクバレル【141mm】MP5PDW用
デルタストライクバレル【208mm】G3SAS用
デルタストライクバレル【229mm】MP5A4/A5/J/R.A.S./SD5/SD6・β-スペツナズ用
デルタストライクバレル【247mm】G36C・P-90/TR・CAR15・SIG552用
デルタストライクバレル【260mm】次世代AKS74U用
デルタストライクバレル【275.5mm】次世代HK416D用
デルタストライクバレル【285mm】次世代CQB-R・MC51用
デルタストライクバレル【300mm】次世代SCAR-H(S)・RECCE RIFLE(S)・SCAR-L・G36K・M733・トンプソン・MC51+用
デルタストライクバレル【318mm】マグプルPTS MASADA ショートアウターバレル11.5インチ用
デルタストライクバレル【363mm】次世代HK417+・M4 SOCOM/SOPMOD・AK102・M4A1/R.I.S./SR16/S-SYSTEM・SG551用
デルタストライクバレル【380mm】マグプルPTS MASADA標準アウターバレル14.5インチ用
デルタストライクバレル【407mm】M4A1/R.I.S./SR16/S-SYSTEM・SG551(ALL+)用
デルタストライクバレル【420mm】M14専用ショート/ソーコム用
デルタストライクバレル【433mm】89式
デルタストライクバレル【455mm】AK47/S用
デルタストライクバレル【460mm】次世代AKS74N・AK74MN用
デルタストライクバレル【469mm】G3/SG-1・次世代AK74MN+用
デルタストライクバレル【500mm】M14用
デルタストライクバレル【509mm】M16A1/A2/VN、ステアーAUG用
デルタストライクバレル【550mm】M16A1/A2/VN、ステアーAUG(ALL+)用
デルタストライクバレル【590mm】PSG-1用